2011年6月27日月曜日

D1グランプリを撮る!!

今回のらくらく写真教室撮影会は、D1グランプリというタイトル名がついた自動車でドリフト走行を行う競技会を撮影するために岡山県にある岡山国際サーキットへ撮影会にでかけました。

こちらのレースは一般的な自動車レースの撮影会とは異なり、車を速く走らせることを目的としたものではなく、カッコよくドリフト走行をすることを競うめずらしい競技会となります。

早朝より貸し切りバスで和歌山を出発し、およそ4時間の道のりでサーキットへ到着。残念ながら和歌山を出発したときには晴れていた天候もサーキットに到着する頃にはどんよりした雨模様に。

あらかじめ予約をいれておいたバスの駐車場(PA-1)からコースのメインストレート付近までは階段を昇るだけなのですぐに到着します。我々が今回の撮影をおこなう場所は激感エリア(レースコースの第1コーナー内側)からの撮影となりますので、さらにそこから徒歩で5分ほど歩きます(注・このエリアは一般入場券とは別に追加券が必要なので事前に購入しておかないと入れません)。

激感エリアの入口では入場パスを手首に取り付けてもらいます、一度入場をすればあとは出入りが自由になりますので一般のエリアでも自由に撮影ができます。ただし、場所とりはできませんので、撮りたい場所を見つけたら早めにそこに留まっておくのがマナーだと思います。

撮影当日は雨やレーストラブルの影響でタイムスケジュールが変更されており、レース開始まではしばらく待たされることになりましたが、いざ競技が始まるとカメラマンが一斉にレンズをドリフト走行する車に注いでいました。

ドリフト走行では車が走行中に少し回転をする場合があるので被写体ブレをおこしやすいことがありますが、西山先生による流し撮りを中心とした撮影指導を受けながら黙々と撮影を続けました。ちなみにこの日の撮影現場ではシャッター速度は1/100秒前後が撮りやすいということでした。

雨天のレースということもあり、スピンをしたり曲がりきれずにサンドトラップへ入り込む車も多く、レースが度々中断されることがありましたが、非日常感を体感できるという意味でも楽しめたと思います。

また、レースの合間にはピットロードを自由に歩いたり、ドライバーやレースクイーン、レースマシンなどを自由に撮影することもできました。すこし草レース的な雰囲気があるので面白い実況中継やミニイベントもたくさんあり、人間味にあふれた内容がファンの心をつかんでいるような気がします(実際に家族で来ている人も多く見かけました)。

また、今回はらくらく写真教室以外からの参加者もありました。撮影会に参加をいただき本当にありがとうございました。

次回は和歌山のポルトヨーロッパにてモデル撮影会を開催します。


2011年6月17日金曜日

デジタルの特別講義

今週のらくらく写真教室は記録メディアについての特別講義をおこないました。

記録メディアはデジカメで撮影された画像の記録から音楽やビデオのデータ保存など、いまでは電子媒体として幅広く利用されています。

とくにデジカメによって普及したSDカードやCFカードは写真用フィルムに置き換わる存在となって日進月歩を続けています。

それらの中から、とくに私たちに身近な記録メディアの最新規格と特徴・注意すべきことをデジタルアニメーションによる西山先生の解説とディスカッションを含めた特別講義をおこないました。

講義では記録メディアのしくみやデータの保持期間(寿命)など少し踏み込んだ話もありました。


2011年6月5日日曜日

作品の講評会(5月)

先日に5月の撮影会で撮影した写真の講評会を行いました。

今回は蝶や飛行機の撮影が中心でしたが、それ以外の被写体にも目を配らせているものがありました。それらの中から数点の作品を紹介します。


写真上:大川 圭生
伊丹市昆虫館の入口付近にあるガラスと鏡で囲まれた空間を一歩引いた目線から撮影。オレンジやイエローなどの色鮮やかなミックス光の中を昆虫が飛び交っているように錯覚させるとても不思議な作品です。

写真中:武田 言行
昆虫館の温室で撮影した蝶の写真です。蝶が花の蜜を吸う様子を力強くストレートな表現で作品にしています。また、作者の独特な色彩感覚が作品の世界観をより引き立てていると感じます。


写真下:松浦 智恵子
今年、教室の仲間として加わった松浦さんの作品。教室では他の受講生の写真を丁寧に観察しながら着実に力をつけています。
この作品はシロバナタンポポの小さな種子をマクロレンズで巨視的に表現し、ニコンの105mmマクロレンズの機動性を存分に利用して、的確かつシャープに作品を形成しています。

講評:西山武志