2014年5月14日水曜日

5月の講評会

いつもニコニコのらくらく写真教室です(^◇^)


先日に5月の講評会を行いました。

今回から新らしい教室にお引っ越しとなりまして、広々とした室内でのレッスンになります(詳しくはこちら)。

講評会では桜の写真を中心に優れた作品が数多くあり、繊細に技巧を凝らした美しい作品からシンプルな撮影方法ながらも無駄がなく完成度の高い作品まで、それぞれの作品を比較することで多方面から写真を学べたと思います。

そんな中、新しく入校された受講生の作品は『アイデア』に優れたものが見受けられました。メインの被写体となる桜の写真以外でも思わぬ発見があると思います。

芸術的な写真とは奥が深く、技術にプラスして感性や経験というような人間性を磨くことが多様な作品を作り出すきったけにつながるのでしょうね。


それでは、新しい受講生の作品をご紹介します(・-・)/☆


安井 博道

桃の花畑が咲き並ぶ道路沿いのカーブミラー。一般的には桃の花に重点を置くと思いますが、あえて鏡越しに映る景色を加えています。大胆に配置されたカーブミラーが主役となることで見る人を驚かせてくれます。誰も気付かない奇抜なアイデアは作品制作にとって重要なポイントですね。


土谷 悠華

写真は撮る人の心をメッセージとして表現できる芸術です。足下にある見過ごしてしまいそうな小さな一輪を灰色のシンプルな背景にとけ込ませているところが美点ですね。基礎的な練習として、丁寧な構図を積み重ねることが先々の作品づくりに役立つでしょう。


高見 知佐子

夕方頃の光線は真昼よりも斜めから入るので影が細長くなります。こちらの作品は、伸びた人の影が階段の段差によってマジックショーのように分断されています。光と影がどんな作用を施すかを理解することは、作品のレベルアップに大きく貢献します。


浜本 達夫

写真を初めて日は浅いとのことですが、被写体を丁寧に撮影できています。無駄を省く構図により、伝えたい部分を明確にさせる効果を得られています。一方で、絞りすぎると視界が窮屈になりますので、そのあたりのバランス感覚を鍛えていけば、さらに上を目指せると思います。


講評:西山武志